算数理科社会の方をやっていきます。
まず、公式から。
①「時間」を求める公式
②「割合」を百分率で求める公式
③「ひし形」の面積を求める公式
わかりますか?
①道のり÷時間
②比べられる量÷もとにする量×100
③対角線×対角線÷2
(言い方が別でもよし)
すっと出てこない公式があるなら回れ右です。
公式もまともに覚えてないレベルで適性検査の勉強は早いです。
以前の記事でも書きましたが、
算数は「最低限の計算」が頭に入っていなくてはいけません。
あと分数小数混合の四則できない子もダメっ!
まず計算1000本ノックです!!
算数の基本パターンは、「新ルール適応型」
いままでやったことのないルールが提示され
そのルールに従って答えが出せるかを問う
次に、答えが先に示され、その答えになる組み合わせを考える
算数の再頻出パターンです。
やり方はすべて書かれていますが、小学生には読むのが難しい。
これは、まさに「適性検査」ですね。
要は、中学に入ったとき、新たな公式をすぐ使えるかの適性を見ているのです。
そのために必要なのは、新たなルールを
順を追って
丁寧に確認し
対応することです。
できない子に多いのは
なーんとなく全体を眺めて
「・・・わかんない」と首をひねる
そんな全体像眺めるだけで理解できるなら苦労しませんよ・・・
どの言葉が、実際の式のどの部分にあたるのか、
書き込んで対応させていくことが必要です。
右手の動きを見ていればできるできないがよくわかります。
できる子は鉛筆でしっかり文字を追い、対応する図に矢印を持っていく
そうでない子はただ見てる。見てるだけ。文字を眺めてます。
もちろん読み飛ばしまくり。そりゃできませんよ。
適性を見てるんですから、説明を一生懸命理解しようとしなくてはいけません。
ちゃんと読むとは、
説明を細かく分けて
それぞれ対応する部分を確認していき
実際の処理に落としていくことです
わたしはこれ、「声に出させて」やらせます。
声に出すってことは、「なんとなく」が許されないんですよ
例えばこんな感じ。
「ええと、『まず、Aのボックスの数字を10倍します』・・・?
Aのボックス・・・あ、これか(チェック)。例では数字が5だから・・・10倍の50。あ、たしかに例では50って書いてるな。よしよし(チェック)。お次は~」
こういう風にです。
声に出す、チェックを付ける
これがコツですね。
算数のコツ
問題解くうえでの3つの手法
①簡単な数にして考える
②答えの数値は大まかに予想
③とにかく当てはめて考えてみる
を実践しましょう。
①については
「33.3mを□倍すると215.4mである。□を求めよ」
で、式が思い浮かばないなら
「2mを□倍すると10mである。□を求めよ」
としてみれば、式は一目瞭然ってことです。
②は、「33と225なら7倍なんだから答えは6.ほにゃらら~って感じかな~」
って考えてから計算するのが大事ってことです。万一計算したら69.~みたいになってたら、あ、ケタ間違ったなって気づけるじゃないですか。
③は計算の話じゃないんですが、3択とかで詰まったらとりあえずそのうちの1つを当てはめてみるってことです。
適性検査って公式でバシッっと決まらない問題も多いんですね。
ふつうに総当たりで当てはめてみると、条件に合うのは実は1つしかなかった。みたいな問題が多いです。だから、地道に当てはめてみるのも大事ですよ。
社会は「出題の意図」が重要
社会は基本的に資料の読み取りが出題されます。
「資料から読み取れることを答えなさい。」
と問われるケースが多いですね。
これで困るのが
読み取れることなら何でもいいというわけではない
という事実です。
資料のどの部分に注目すればよいのか、
考えなくてはいけません。
会話文で誘導している場合は助かります。
ちゃんと読めれば確実に正解できます。
問題はそれすらない時。
問題を作った人が資料のどこに注目しているのか。
考えなくてはいけません。
注目するべきは設問の流れ、
そして、その資料から一般的に述べられる題材
例えば、中学入試で「二酸化炭素濃度」についての資料が出てきたら
それはもう「地球温暖化」の流れなんですね。
各国の排出量の比較が出てきたら
それはもう「日本を含む先進国の排出量への指摘」
を意図してるわけですよ。
じゃあこれがわかるために必要なのは
問題慣れと教養
ってことですよ。
作文と一緒なんですね(笑)
そして、資料分析には割合計算が付きまといます。
素早く正確な計算力。8ケタ÷4ケタ、平気で出ますよ。
理科は学校ごとの傾向を対策
理科に関してはコツっていうほどの対策もないかな・・・と思います。
ただ、「理科」とひとくくりにしますが、分野による難度の差がかなり大きいです。
生物は簡単なことが多いです。対照実験だけは理解しておきましょう。
地学もほぼ太陽の動きに関係する内容ですので、私立より易しいですね
化学分野は燃焼系と水溶系ですね。計算中心になりますが、だからこそ安定します。
物理が問題児です・・・
磁力・電気・光・音。
見えないものはイメージが難しい
鏡の写り方とか、結構難問出してくるんですよね。
特にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)認定の学校はこの分野で殺しに来ます。
多分ですよ?難しい問題出すことで、認定のアピールにも使ってるんじゃないですかね。
小石川の理科とか、大人でも難しいんですよ。先生方で意見分かれるんですよ。
正直、小石川の理科で効率よく点とらせる方法・・・わかりません。
なるべく多くの問題に触れて、その上で教養鍛えていくしかないですね。
まあつまり、普通に頑張るしかない。
わたしなら、作文9割とって、算数社会で確実に点とれるように鍛えますね。理科もすべてがその難度ってわけじゃないので、解ける問題を確実にとればいいかな、と。
中堅の公立一貫校の理科は比較的簡単です。
私立理科よりは確実に楽ですよ。
過去問たっくさんやるのが一番早いです。
問えることには限りがあるのでパターン化で攻略可能!!
算理社混合問題は解く順序を考えて
1番から順に解くなんていうナンセンスなことはやめましょう。
適性検査は時間がかなり厳しいですから。
まず、その大問で扱っている題材が、
何の科目の何の単元かぐらいは見当がつくようにしましょう。
理科と算数は単元の難易度差が大きいですからね。
個人的には社会が最初。
理科が次だけど物理なら後回し。
人の得意不得意もありますし、ケースバイケースですけどね。
それを言い出したら何もできないんで。
以上です。
いかがですかね?
もちろん細かく言っていくと色々あるんですけど、
合わせて20分で見れるものとしての説明だと、こんなところかな。
もし、細かく知りたい人がいたら、何でも聞いてほしいですね。
答えられる限りは、出し惜しみしませんよ。
いずれ自分が適性検査対策を塾でリリースするようになったら、多分このあたりの記事は非公開にしちゃいますけどね(笑)