講習3週目が終わり、お盆休みでした。
「4週目から、『さあがんばろう!』と思えるオフにしなさい」
という指令を出しましたが、どんな盆休みを過ごしてくれたでしょうか。
残りの期間は休みだと思わずに、1月後のテスト対策に焦点を当てていきましょう。
各学年総感
小学生
「満点表」を用意してから、宿題やテストの丁寧さが増しました。
小学生には目に見える進捗がいままで「ワーク進行表」しかなかったので、
やってよかったと思っています。
盆休みに小学生の英単語をパワーアップしました。
全129問。今までのものより名詞を減らして、動詞や形容詞を増やした自信作です。
これをやれば中1の1学期の英単語はほぼ習得した状態で進学できます。
名前は「完全版」です。
小学生の英単語テストは4回のマイナーチェンジを行い、
「通常版」→「新版」→「真版」→「完全版」と中学生のようなネーミングセンスで進化してきました。
これでも2年前に作った「卍最強英文法卍」よりはマシですね。157問の自信作。
僕が作ると大体こんなファイル名になってます。
もちろん中身は真面目に作ってます。遊び心です。遊び心。
中1
「方程式の計算を完璧にした状態で夏休みを終了」
これが至上命題です。できなきゃ夏休み終わらせません。
進捗は7~8割といったところですか。あと8日で行けると思いますが、
お盆で全部忘れてたら困りますね。休み中も学校ワークで復習していくよう指示はしましたが…やってますかね?
英語は語順がとんでもないことになっているので、語順問題を増やしています。
単元学習としては「疑問詞」「形容詞副詞」「現在進行形」と2学期の内容については教えたので、あとは定着あるのみ!日本人の英語はルールです。ルールがすべて、感覚は敵。
中2
後半からテスト祭りが始まりました。
「ルールを理解する」という意識が弱いですよね。
授業して、翌日に確認したらなにもルールを覚えてない。
な~んとなく、こ~んなかんじだったような・・・?みたいなおぼろげな記憶。あいまいな記憶。
「じゃあ授業受けてても、家でゴロゴロしてても、同じだったんじゃない?」
といったらシュン…としてましたけど、
中2の課題は間違いなくここでしょうね。
ルールを理解、記憶する前にケースで記憶しようとする。
応用が利かず、再現性も甘い。
とはいえ、1年生のころと比較すれば随分と良くなりましたけどね。
中2は「どう勉強するか」というラインになってきたのかなというところですかね。
勉強の目的が「叱られないため」というスタンスが多かったですからね。
だから「叱られないため」に大人しく座ってることを「叱って」きたのが1年目。
40人のクラスでは元々「良い子」。でも全然「できる子」ではない。
なぜか。思考しないから。施行しないから。志向しないから。
できる子に変えたいですね。意識からだと思ってます。
中3
受験モードでバリバリやり始めた子がいる一方で、
まだ誰のための勉強か、何のための勉強かが理解できてない子が半数。
つまり、受験生になっていません。
正直中3は、志望校を今受けても9割受かるだろう子も何人かいます。
問題は、その子の余裕ぶりを見て、今受けたら100回中100回落ちる子が安心していることですね。
受験は集団で取り組む個人競技だということを全く理解できてない。
部活が集団競技の子ばかりですね。協調性が悪い方向に出てるんです。
チームが勝っても自分が勝たなければ行きたい高校へはいけないのに。
受験とは
出し抜くこと、裏をかくこと、人より勝ることです。
要領の良い生徒は夏が入る前にもはやウイニングランに入っています。
彼らが夏にマイペースにやっているから、自分がそれより少し上回る努力をすれば
合格の門戸が開かれるだろうという甘い幻想を早く払しょくしないと手遅れになります。
どうすればいいか。模試です。模試で叩きのめされて、無理だと、受からないと
今まで何をやっていたのだといわれないとわかりません。
そして想像力をつけることです。いきたい学校のレベルの生徒は今何をしているか。
自分がスマホをいじっている間、ライバルたちもいじってるだろうか。
自分が適当に解いた問題を、ライバルも適当に解いたろうか。
仮想の敵をしっかり作ることです。
これは隣の生徒ではないのです。
隣の生徒は同じ学校に行きませんし、偏差値も違います。
3か月後の個人面談で受験校はほぼ決まります。
いますぐ机に向かいましょう。
3年生には「勉強しない時間を決めなさい」と指導しています。
その時間以外は全部勉強です。それだけですね。受験生のやることは。
塾の時間が勉強の時間なのではないです。
塾の時間は知識を受容する時間です。
塾の時間に受容して、それ以外の時間でそれを咀嚼します。
できないなら落ちるだけです。志望校を下げるだけです。
3年生、ファイト(闘え)!!!!!