市川田尻の塾、藤原塾です。
市川第六中・市川高谷中の生徒専門で見ています。
小学6年生、募集1名です。
今回の記事はコツコツかいていたので完成に1か月もかかってしまいました。
令和4年英語を分析していく
結論:非常に取りやすい。
益問、と言っていいでしょう。
もともと去年から5科目の中で最も平均点の高い英語でした。
今年はさらに易化したといっていいでしょう。
それだけ要求される得点も上がりますから、より力を入れるべき教科になったといえます。
英語を捨てるのだけは絶対にいけません。
各設問を分析。
問題は以下サイトなどから閲覧してください。
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/908592
1.リスニングの易化
今までのリスニングを日本語でやるなら、こんな問題が多くありました。
「タカシは4月に留学に行った。
その4か月後、日本に帰ってきた。
10月に、ホームステイ先の家族が日本に来たので案内した。
11月にお礼の手紙が来た。」
Q.タカシはいつ日本に帰ってきた?
答えは8月。「August」と書けばいいわけです。
ところが、この問題はなかなか正答率が悪いんです。
なぜなら、本文では「August」とは一言も言っていないからですね。
これに結構苦戦するわけですが…
今年は、そういったことは全然なく、普通に文に出てきた単語を書くだけのシンプルな内容でした。
リスニングを難しいからと完全に放棄してしまっていたならもったいなかったですね。
多少腰を据えて取り組んでおけば、高得点が取れたでしょう。
2.「文法」も基本的な内容
文法も取りやすい問題でした。
とはいえ、「間違えやすい問題」をピックアップしたものではありました。
教科書での勉強、塾での勉強をきっちりやってきた生徒には取れて、
適当に感覚でやってきた生徒には取れない問題ですね。
ここまでで48点あります。3問ミスまでに抑えられれば39点取れます。
荒稼ぎしましょう。
3.英作文は4コマ形式。
近年トレンドの4コマ形式です。
状況はかなり読み取りやすくなりました。
一方で、解釈の幅を利用した当たり障りのない解答は難しくなりました。
「ABCホテルまでの道を教えてほしい」というニュアンスの質問を絶対にしないと成立しません。
会話表現の引き出しをこの8点のために作っておく必要がありますね。
4.長文読解。
残り44点のうち30点が選択、6点が単語、8点が文での解答です。
問7の長文読解が、短め×2+資料から、長め1+資料に変わりました。
文章は平易です。多少読解力がいりますが、知れています。
たしかに難しい問題もほんの少しだけありますが。。。本当に少しですね。
長文読解対策をきっちりとやってきて、
文の単語が9割読めるなら高得点が取れると思います。
読めない単語が多すぎると、それを全部落とすことになります。
これらから読み取れる、出題者のメッセージ
「まじめに勉強してきた生徒に点を取らせてあげたい」
ということではないでしょうか。
なんというか、慈悲のある問題です。
まじめにやっていれば、8割近くは取れます。
数・国と比較するとかなり易しいですね。
ただし、きっちり仕上げられず途中で勉強が終わったら、1点にもならないのが英語です。
半端に、適当にやっていたら、容赦なく40点以下でしょうね。
「ノリで解ける」ものは数理国にはありません。
特に英語は基礎をきっちりと完成していなければ、得点が全く入ってきません。
・公立高校入試レベルのすべての英単語
・基本的な文法表現と、間違えやすい重要ポイント
・会話の重要表現
マニアックな単語や文法、例外的ルールなどは全く出ていません。
教科書レベルの枠に忠実に収まっています。
対策する場合はまず入試レベルの英単語を覚えきりましょう。
単語が入っていなければ文法もテクニックも付け焼刃が役に立ちません。
抜け道はないので基本に忠実な勉強が、英語の対策といえるでしょうね。