入試対策

令和4年度千葉入試分析ー数学編[傾向と出題メッセージ]

今年度が終わりまして、お休みをいただいております。(執筆時)
前半は、校舎の清掃、来季の準備に割きました。
後半は、教材研究をしつつ、のんびりと英気を養おうと思います。

新規の募集(小学生1、中一2、中二1)も変わらず行っております。
募集のチラシは・・・今年はいったん自粛しました。
あともう少し感染が落ち着けば・・・!

令和4年数学を分析していく

結論:ヤバイ。

問題はこちらなどから閲覧してください
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/908592

開始直後に受験生をノックアウトする大幅変更の問1

「今回の」問1

 

計算問題が半分になりました。

さすがに、これほどの大幅変更であれば、事前に言っておいてほしいですね。
私も受験前に

「自分が解けない問題はライバルも解けない、勝敗を分けるのは解ける問題を間違ったかどうか」

と口酸っぱく言っていましたが、それでも目の前が真っ暗になったことでしょうね。

ちなみに配点は5点。すなわち、計算問題が15点削られたわけです。

量は多いが実は易問の多い「問2」

今回は「問2」がなくなり、問1に全部入る形になっていましたが、
実質ここが問2ですね。
小問集合というやつです。

 

これプラス作図です。今までは5問でしたが、10問になりました。
配点は5点から3点にダウン。作図のみ6点にアップです。

左下の「箱ひげ図」は今年の受験から出題範囲に入りました。
当然過去問では出題されていないため、生徒にとってはレア問題です。
しかも、箱ひげをきっちり理解した上で、思考力をそこそこ必要とする問題なので、
自信が無ければ②は飛ばしてよかったでしょう。

もちろん、それは準備できていないだろう今年の生徒の話で、
来年からは対策して必ず取れなくてはいけません。

 

さて、残りですが、どれも大したことのない問題です。
例年の問題で対策しておけば取れたと思います。
作図はできれば取ってほしい・・・普段よりは簡単でした。
傾向の変化に惑わされず、やってきた問題に取り組めばよかったですね。

問1の15点+小問集合箱ひげ抜きの27点+作図6点=48点にどこまで寄せられるかです。

問3は(1)・(2)を確実にとりたい

「2」ですが、例年の「3」です。

 

易問です。この2問を確実にとりましょう。10点です。
(3)は載せていませんが、私が解いて15分かかりました。センスもいります。捨ててください。

問4も3と同じです。

(1)、(2)の11点はそれなりの学校に行くなら書けないといけません。
(3)は図形のセンスが必要です。3分で道が見えないなら捨てましょう。

問5でまた目の前が真っ暗に

例年の問5は数的規則性、「数列」について問うのが恒例でしたが・・・

 

 

今年は一次関数を絡めたような問題に方針転換されました。
受験生を戸惑わせたのは、その文字数ですね。
兎に角、文が長い。
ただ、よく読めばわかりますが、
Pは定速30秒で半円を1往復、Qは20秒で1往復しているだけの簡単なルール。
それさえ読めれば、なんてことのない規則性。
大した問題ではありません。

ただ、いつもと違うことに戸惑って、嫌厭してしまったかもしれませんね。

これらから読み取れる、出題者のメッセージ

まずは当然、「簡単な計算だけでいいと思うなよ」ですね。
なるべく思考させたい。だから様々な問題を出すけれど、難度がそこまで高くない。
きちんと問題と向き合って、思考した生徒には解かせてくれる問題たちでした。

次に、「問題を隅々まで読め」ですね。
すぐあきらめずに読めば、実は解きやすい問題が多かったです。

つまり、「あきらめずに、根気よく、読め、考えよ。」

ということですね。

いわゆる「問2」対策をこれまでよりも重視していくのが勝ち方になってくるでしょう。

数学が苦手でも、
文章題とは絶対に向き合わなければいけないということです。
数学から逃げてしまった子は、本当に15~25点でもおかしくない問題でしたね。
そして、「習っていないから解けない」という勉強の仕方をしないこと。
習っていない問題をいかに考えるか。最後は公立中学入試の「適性検査」に寄せた問題でした。

正直、下位層を切り捨てるかのごときこの問題には納得いかない部分もありますが、
受験は傾向と対策。そうと分かれば対策していくほかありませんね。

平均点は50点前半と予想。去年より最低5点、下手すると10点ほど下がります。