昨日、「雪で休校になるとしたら」という話を子供たちにしたんです
「道路が積雪して自転車が走れないレベルになったら」
と言いつつ、関東でそんな積雪なんてあるわけ・・・
どうぇえええええええ!?!?!?!??!?????
まさかの大雪警報でしたね。
授業がなくてよかったです。
おかげで私も校舎に行けませんで、
家でブログを書いています。
冬期講習総括
冬期講習は全7回。
日程的にこれが限界ですが、短い。実に短いです。
ただ、7回とはいえど、普段とは違う取り組みができるのが講習です。
価値のある講習を目指して取り組みました。
学習ルーティンの強化
毎日授業があるため、日々の学習ルーティンを育てるのにいい機会でした。
「宿題をそろえる」
「解きなおしをすぐに行う」
「暗記テストを覚えてくる」
授業外のこういったことを徹底するのが特に1年生の目標でした。
小テストの合格点も先月から8割から9割に引き上げ、
しっかり予習しなければ合格できないようになっています。
講習中は漢字テストの予告実施は難しいので、
英語テストに絞りました。
結果としては、よかったと思います。
全員合格まではまだかかりそうですが、
いわゆるノー勉受験はおらず、
再テストも大体その日受けて帰る子が多かったですね。
2年生のように、覚えてきて当たり前という状況が作れてきました。
これを講習後も維持したいですね。
思考の強化
これは講習だけでやっていることではないですが、
「再現性のあるやり直し」
を最近のテーマとして持っています。
例えば数学の問題で計算を間違えた時、
答えだけを書く。
これがダメなのは当然ですね。
では、答えに至る計算式を写せばそれでいいのか。
やはり、ダメでしょう。
「間違え直し」は、正しい答えを書くことではなく、
正しい答えに至る道のりに自分の思考を修正する行為でなくてはなりませんね。
私は解説の際、なぜその間違えに至ったのか、どこに落とし穴があるのか、
典型的な思考ミス、そもそも思考していない、そういった指摘を重視します。
それを生徒自身が言語化して、フィードバックしていくことが、勉強だと考えています。
ですから、解説時は、
「答えしか書かないのは三流」
「式を書いて二流」
「言葉で書いて説明できて一流」
と繰り返しています。
これは次の「復習ノート」を取るための練習になっています。
3年は演習
テスト演習には黄金比があります。
それは、「テスト:解説:復習=1:1:1」です。
テストが50分なら、解説も50分。そしてその復習に50分です。
1~2年生でこの時間配分は難しいです。あくまで受験用です。
テストと解説は授業で行います。復習は宿題になるわけです。
それが復習ノートです。
自力でテスト1本を50分間復習する、これが難しいんです。
3年生は見ている感じ、大体2~30分程度の復習って感じですね。
同じテストを受けて、同じ解説を受けても、成績の伸びが全然違う理由が、
この復習ノートの質の差を見るとわかります。
伸び悩む生徒は、過去問の解説をそのまま引っ張ってきただけの復習です。
それはただの写経ですよね。と言ってますが、なかなか改善できない。
伸びる子は、ミスを言語化し、解きなおし、私の口頭のアドバイスまでしっかりまとめてきます。口頭をまとめてくるっていうことは、初めから復習ノートを作る前提で解説を聞いているって言うことなんですよね。
つまり、聞くことの集中力が違うんですよ。
そして言語化によって文字に対する思考が日々鍛えられるわけです。
もちろん、そんな集中力っていうのは、一朝一夕にはならずです。
日々脳を鍛え、トレーニングできているかどうかがこの時期活かされるんですね。
講習は「ライブ感」。
講習では、ライブ感も大事です。
解いた問題はすぐに採点、
採点したらすぐに解きなおし、
解きなおしはまたすぐに採点。
ですから全ての問題を毎日採点して翌日には返却しないといけません。
で、授業後の採点量がこちら
(奥でKyovol稼働中・・・)
100枚弱ぐらいですか・・・
授業の合間にもつけているので減らした方なんですが、
講習中、一番大変なのはこれの採点ですね。
みなけりゃいい、後回しでもいいじゃないかという話なんですが、
これはやっておかないとやっぱり伸びません。
勉強のルーティンを崩してしまいますからね。
そんな感じで7日間、走り抜けました。
各学年で見ると日数的にも少し物足りないかもしれませんけどね。
もうすこし暗記系のテストを増やして勉強量を増やしてみるのも、アリかもしれません。
また、週明けから通常授業ですね。
1・2年の英語は、学校の教科書に準じた内容を早めに実施していこうと思います。
テスト範囲が広いですからね。
がんばっていきますよ!