3月中旬です。当塾もあと2ヶ月後には運営がスタートしていると思います。
どんな生徒が来てくれるのか、楽しみな毎日です。
さて、高校入試について1からまとめてみようという記事の第2弾になります。
第1弾はこちら
前回は公立私立の違いについてやっていきましたが、今回は入試そのものの違いに注目です。
千葉の入試は他県経験者からするとかな~り変わってますよ
「推薦」受験が一般的
入試には「一般入試」と「推薦入試」があります。
基本的に同じ日に行われます。
千葉は少し特殊で、推薦で合格者の9割以上を出します。
つまり、ほとんどの受験生は推薦入試を受けます。
出願基準
千葉の私立推薦入試は「単願」と「併願」の2つがあります。
「単願」とは、合格だった場合必ず入学するという条件付きの試験。
「併願」とは、合格しても他の学校の試験結果次第で別の学校に行く自由な試験。
まず、単願と併願にはそれぞれ出願基準があります。
この基準は原則「学校の成績」で決められています。
例えば、「5教科の評定合計が20」のようなものです。
この評定は3年生のものを使います。
これなら5科目がオール4だとちょうど20になりますね。
単願で20なら、併願は22ぐらいが条件になります。
つまり、併願のほうが推薦を受ける条件が厳しいんですね。
それ以下の生徒は基本推薦がもらえません。
推薦無しでも受けたいなら一般入試です。狭き門であることを理解して受けましょう。
が、「なんやかんやでちょっと足りてなくても考えますよ」みたいなことになってる高校もそれなりにあります。「部活動とか、そういうのちゃんとやってれば+1とします。」とかですね。まあこの辺は、「学校説明会」に参加するのが一番はやいですよ。
ただそこまでして私立推薦を受けるメリットがあるのかは疑問です。
それって300人の学校の300位からスタートするようなものですからね。
入ってから絶対苦労します。
大学は入っちゃえばどうとでもなりますが、高校は過程です。
私は推薦は無理矢理にするものではないと考えてますよ。
試験
で、推薦をもらえたら、試験で合否を決めます。
試験は科目試験があることが多いですが、面接のみとか、小論文書くとか、私立なんでまちまちです。
千葉の私立高校の半分ぐらいは、単願併願問わず、ほぼ全員合格を出します。
レベルが上がるにつれて、落ちる生徒が出てきます。
トップレベルだと、半分ほど落ちます。
このあたりは、試験結果を調べればいくらでも載っています。
例えば日出学園高校では、推薦受験者354人に対して合格は354人全員です。
日出学園は偏差値60帯ですよ?
その学校が推薦全員合格出してるんです。
日出学園の推薦基準は、5科合計で
単願20
併願22
つまり、単願ならオール4でまあまず受かるということです。
本番のテストは4割が基準だそうですが、全員受かってるんですから。
推薦取れるレベルなら余裕ということでしょう。
つまり千葉の私立入試って・・・
よっぽどのところを受けない限り、
学校の成績でいける私立学校が決まる
ということですね。
藤原塾は公立入試専門です
公立入試のために徹底的に定期テスト対策を行うと言ってあります。
定期テストの得点力を高めるというのは、学校の評定を上げるということと同じです。
つまり、公立入試専門の勉強をしておけば私立は受かります。
私立受験前にその学校の過去問とは向き合ってもらいますがね。
偏差値70超えてる千葉高校とかじゃなければ私立入試対策は特別にする必要はないんです。
このように私立高校入試は、他県と比べてあまりにも緊張感なく終わってしまいます。
高校入試でトコトン追い詰めておかなくては、大学入試という全国大会で絶対勝てませんよ。
千葉の中学生は、絶対に公立高校を受けたほうがいいです。