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千葉県公立高校の入試攻略ー数学編ー

国語編はこちらです。

千葉県公立高校の入試攻略ー国語編ー千葉の入試形態は、来年から大きく変わります。 大きな変化はないにしても、各科目の出題内容も変わってくるでしょう。 しかしながら、...

コロナウイルスが本格化してきて、家での仕事ばかりになってきました。
入試問題解いているだけで仕事になるので、それはそれでいいですけどね。

数学編です。

実際の問題やデータを参照しながらやっていこうと思いますよ。

平成30年のデータを使ってやっていきます。

平均点は58点

まあ、普通です。60点を目安に作られていますからね。
数学はやや低めになることが多いので、そういう意味でも非常に普通の点数ですね。

単元、配点、平均正答率

正答率についてはあとで触れていきますね。

配点は大問1~3までは全て5点。
4の記号は2点、証明が6点
5は数値が3点、説明が4点、最後が5点です。
まあ、概ね5点と考えていいですね。

大問ごとの分析

大問1

計算問題です。
正答率は97%~74%。
すべての問題が、4人中3人は正解するレベルの問題です。

まず、受験生が行うべきことは、この大問1の全問正解です。
ここは、全問正解以外ありません。
私なら、ここが全問正解できるまで次の大問は行かせません。
全問正解とは、6/6ではありません。少なくとも100/100、できれば1000/1000です。

フジハムくん
フジハムくん
でも、1回ぐらい間違うこともあるんじゃない?本番気をつければいいし・・・
フジワラ
フジワラ
その1回が本番なら落ちますよ?大体、「気をつければ」正解できるなら、常に気をつけてください。

ちなみに、(6)のように解の公式を利用した因数分解を2回に1回は出題しているので、
絶対に解の公式は暗記しておきましょう。まあ、塾生ならできるまで補習ですから、覚えてない人なんていないでしょうけど。

大問2

 

正答率(1)77%
ヒストグラムですね。昭和生まれは見慣れない問題ですよね。私も学校で習ってません。ただし、千葉では毎年必ず出ています。

正答率(2)45%
反比例の変化の割合を答えるだけ・・・半分解けてないとか頭抱えちゃいます。
このレベルで半分間違ってくれるなら、戦わせやすいですけどね。

(3)61%
簡単な1次方程式

(4)42%
簡単な場合分けの問題ですね。半分解けないって結構ヤバイですよ。。。
多分、日本語が読めてないですよね。読解力の問題ですよ。

正答率は

(5)29%
毎年出る作図問題です。これぐらいはできるように作図は徹底しておく必要がありますね。

まあ、間違って1問まででしょう。

大問3

例年、大問3は関数が出ます。

(1)二次関数ですが、教科書の初問レベル。簡単ですね。

(2)関数の応用です。②が難しかったみたいですね。反対側に高さが同じになるよう作図するだけなんですが・・・

大問4

平面図形からです。大問4は伝統的に平面図形ですね。

相似の証明ですね。a,bは選ぶだけなんで無茶苦茶簡単です。
特に逆から導いていけば、わからなくても答えられますからね。確実に4点取りましょう。

問題はcからですね。時間もかかりますし、無理に優先して解く必要はないと思います。
6点と、設問の中で一番高いですが、所詮、最初の5点と1点しか変わりません。

そして(2)に至っては、解くべきではないと言っていいでしょう。

フジハムくん
フジハムくん
飛ばせってこと?そんなんでいいの?

(2)の正答率、0.2%です。0.2とは、500人に1人しか正解していないということです。
そして、この入試は県立船橋や、県立千葉中といった化物高校を受験する生徒も受けているんです。
500人にひとり、みなさんの学校の3年生の生徒数は何人ですか?

フジハムくん
フジハムくん
170人ぐらいだったかな?

では、学校が3つあって一人しか解けない問題なんです。
あなたは、その一人の自信がありますか?

フジハムくん
フジハムくん
・・・ないです。

では、この問題を解かなくてもいいんですよ。

毎年こんなゲキムズ問題があるわけではないんですが、

80点が目標なら

大問4の最終問題は捨てるつもりでほかを優先するのもアリです。

大問5

大問5は規則性が多いですが、この年は立体図形です。
まあどちらかが出ると思っておいていいと思います。

①は63%。教科書初問レベル。②にしても33%で、さっきの作図問題より正答率が高いんですね。
ここは、取りたいんです。

(2)は4点と少なめですが、正答率は17%です。
(3)は7%です。数学が得意なら真横からの投影図を書けばすぐです。正解したいところですね。

対策方法

目標点数によってプランが変わってきます。
この年の問題を、正答率25%以上の問題全てを正解した場合の得点は・・・

30+25+10+4+6=75点です。
この年の75点は、上出来だと思います。

内申にもよりますが、
うちが目標としている上位の津田沼や国分が大体5教科350点が目安ですからね。
平均は70点。
得点しにくい数学で75点は、上々なんですよ。

それでももう少し得点したい場合
正答率1割台の2問を正解しましょう。それで10点増えて85点です。

90点を取るには、最終問題の7%をとって、ちょうど90点です。

フジハムくん
フジハムくん
でもそれって一問も間違えなかったらでしょ?ちょっと余裕もたせたほうが良くない?
フジワラ
フジワラ
あと残ってるのは、関数の最終問題と、平面図形の最終問題です。この1問を正解できるようになるためには、「基礎編」のテキストではカバーできません「応用編」のテキストで練習する必要がありますね。ゲキムズ教科書1冊分多く勉強するのと、簡単な問題を100%正解する訓練と、どっちを選びますか?

結論

数学は、簡単な問題を絶対間違えないように練習することが高得点を取る秘訣です。

難しい問題なんてね、どーせ授業で扱っても半分も頭に入ってないですから。
難しい問題なんて、「わかんない」って言っとけばいいんですもん。
一生懸命考えたふりして、「?」首をひねる。
先生から答え聞いて、写す。勉強終わり。
こんなの5分も勉強したことになりませんし。
これね、勉強してるのは解説考えてる先生だけのやつですよ。
最上位受ける意識高い子相手ならやりますけどね。
私はフツウの層にはこういうの無駄だと思ってるんで。

それよりも簡単な問題、ギリギリ自分だけでもできるレベルの問題
そういう問題を徹底的に伸ばしたほうが、脳は鍛えられるんですよ。
簡単な問題なら、「わかんない」はおかしい、
サボリと、頑張っている子と、違いがはっきり出ちゃう。

そしてなにより、基礎が完璧な人間だけが、応用・発展に進むのが物事の基本中の基本でしょう。

では、簡単な問題を確実に正解するために必要なこととは何でしょうか!?

 

答えは・・・

 

 

物量!!!!

フジハムくん
フジハムくん
物量!!!

 

物量!!!!!!

 

フジハムくん
フジハムくん
物量!!!!!!!

 

まあでも、ちんぷんかんぷんな問題1つやるより、自力でいけるギルギリをどんどんヤルほうが、絶対楽だし、楽しいですからね。

同じことばっかりやるの嫌いなのはわかってます。
そこをうまく続けさせるのが、こちらの仕事ですから、任せてください。