新年度スタートから1か月たちました。
おかげさまで中1・中2は満員御礼です。
各学年空き待ちもあるので、これ以後の入塾は難しいと思います。
3年はあいてます。この学年はなぜか一度も満員になったことがありません。
なぜなの…
以下「塾だより」より抜粋
テキストを読めるように
勉強を教えるということは、
簡単なようで難しいことがいくつかあります。
その1つが、教えすぎないということです。
子供の手が止まったらすぐに声をかけて、
手ほどきをして再開させる。
この指導法は手厚く見え保護者ウケはいいですが、
実は学力の向上においてはマイナスになる場合があります。
例えば、連立方程式を学習する場合において、
ざっくりと問題のゲーム性を解説して以降は、
基本的な問題であれば詰まった時
自分でテキストやノートを見直して修正できるようにしておかないと
特に高校生以降の学習に弊害が出ます。
テキストというのは解説を読めばできるように作られています。
最近はテキストが読めない子が本当に多いです。
テキストが読めないなら設問も読めない。
国語の文章なんて読めるはずがない。
基礎レベルで「わからない」ときは、テキストの解説のどこが分からないのか
せめてそこまでは自分で取り組ませる方が好ましいです。
「わからない」の解像度を上げていくとよいでしょう。
読書も大事ですが、テキストを読むことがまず大事ですよね。
※抜粋終わり
テキスト軽視、あると思います。
「分からないときは先生に聞こう」
これを否定するのって職務怠慢みたいでちょっと抵抗あるんですけどね。
「わからない」にも段階があって。
①やりたくない言い訳としての「わからない」
②なんとなくやってみたけど詰まったから「わからない」
③テキストのどこに解き方がのってるか「わからない」
④テキストの説明と自分の解釈が違うので「わからない」
⑤応用問題でどの学習をもとに進めるかとっかかりが「わからない」
⑥図形など特定のイメージが苦手で「わからない」
⑦発展問題で工程が複雑すぎてわからない
1~3は質問のレベルじゃないんですよね。
仕事で置き換えればわかりますよね。
先輩「新人のA君、今日からよろしくね。キミにやってもらう仕事はこれね。
まずはやって見せるね。…。ここはこういうミスが出やすいから気を付けてね。
ここまででわからなかったことある?…じゃあ、ここはもう一度やってみせるね。
じゃあ、自分でやってみて。…あ、そこはこっちだよ。そうそう。
…。良いね。これで作業は修了だよ。次からは一人で出来るとおもうけど、
困ったら呼んでね。
マニュアルは渡しておくね。」
これが授業で「一度教える」のところです。
この上で、①~③のレベルで聞いてくるのは、問題ですよね。
もちろん、初回は何でも聞いていいわけです。
でも、すぐに忘れて「何でも聞ける」が
本当に良いことなのかは考えないといけないんですよね。
覚える気ないやん、って話ですからね。
メモしてないの?マニュアル読んだの?って話です。
お子さんの「わからない」、どのレベルの話をしているか把握されてますか?